なれそめ



 窓の外を見つめながら微笑むウィルド・・・その後ろに怪しい影が・・・

 

Y「うりゃぁ!!」

 

 ゴス!!

 後頭部にグーパンチ

 

W「!!〜〜〜〜〜・・・・痛い・・・(;_;)」

Y「なーんやもう幸せいっぱいっちゅー顔しとるからなぁ(笑)」

W「だからってグーで殴らなくても・・・・」

Y「あはははは、悪い悪い(笑)」

W「全然悪いって思ってないだろ」

Y「えへv」

W「えへvじゃない!ったくもう・・・」

 

 また窓の外を見るウィルド。

 

Y「・・・で、どうやった?」

W「・・・何が?・・・」

Y「兄ちゃん兄ちゃん、惚けても無駄でっせ?」

W「そんな怪しい喋り方しないでよ(^^;」

Y「ウィーちゃんが話してくれないからでしょぉ〜」

W「あんたがウィーちゃんって呼ぶなよ、気持ち悪い・・・(ーー;」

Y「・・・私も自分で気持ち悪かった・・・・もう二度と言わないでおこう・・・うん(ーー;・・・で、アリスちゃんとはどうなったん?」

W「・・・・内緒♪」

 

 そう言って人差し指を立て口に当てる。

 

Y「ほほ〜う私にそういうこと言うかぁ・・・(にやり)」

W「う・・・(ヤな予感)(−−;」

Y「マリ・・・ムグゥ!!(口ふさがれ)」

W「わかった!言うよ!!言うからまだマリアには黙ってて!!!」

Y「ぷはぁ・・・なんで言うたらあかんのん?」

W「まだ・・・なんか恥ずかしいし・・・」

Y「・・・後ろめたいとか?」

W「別にそういう訳じゃない。ただ、あの子より先に幸せになっていいのかな?って思ってさ・・・」

Y「たぶん気にせんでも大丈夫やと・・・って言うかあの子ならまず祝福してくれると思う・・・」

W「それはそれで複雑な気分になるし(^^;」

Y「ま、ええわ。その顔見たら大体の想像はつくしな」

W「・・・やっぱり?・・・」

Y「最初にも言うたけど、ほんま幸せ〜Vvいう顔しとるで?」

W「あうぅぅぅぅ(赤面)」

Y「今更てれんなや(笑)」

W「なさけないなぁ、俺すぐ顔に出るから・・・隊長みたいにクールに決める事って出来ないし・・・」

Y「・・・そんでいいんちゃう?」

W「でも・・・」

Y「こないだ自分で言うてたやん、『自分は隊長の代わりとしてしか見てもらえない』って。せやったら、あんたはゼロとは違うっちゅー事を教えてやれば良いんや」

W「どうやって?」

Y「すでにお前にしかできん事やってるやろぉ〜」

W「・・・・?」

Y「だからぁ、あんたの笑顔!んな顔、ゼロは絶対にしやへんで?」

W「そりゃそうだけど・・・」

Y「まぁええ、その辺は自分でじっくり考え・・・ところでさ」

W「ん?なに?」

Y「さっきから気になってたんやけど・・・それ、プレゼント?」

 

 優煌の指差した先には可愛くリボンで装飾された小箱がある。

 

W「・・・うん・・・アリスちゃん・・喜んでくれるかな?」

Y「なに、なに?何あげるんな♪」

W「・・・オルゴール・・・綺麗だったから・・・」

Y「ほほう、ええこっちゃ♪行って来い行って来い」

W「嬉しそうだね」

Y「まあな♪ほれ、はよ渡して来たり」

W「ん、わかった。じゃあこれ渡しに行ってくるよ」

Y「行ってきな・・・っと頭上と背後には気を付けや〜(−−;」

W「・・・?どうして?」

Y「まぁ色々とありますのよ・・・・(汗)」

W「変なの・・・じゃ、行ってきます♪」

Y「いってらしゃーい・・・さてさて、これで恋の話しが無いのは・・・ヴィシュヌとミーナだけか・・・でもヴィシュヌは『もう・・・恋なんてしない・・・したくない』とか言うてたしなァ・・・ミーナも・・・女の・・・?いやいや・・・・(ーー;どうしたもんかねぇ(汗)」

 

 

 

 

 ・・・これも書き逃げかしら?(汗)ウォルさんごめんなさいぃぃぃ!!!(滝汗)

プレゼント、先手打ってみました(笑)さてさて、二人の恋路、両想いにはなれたけど障害は大きいようですねぇ(苦笑)







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