はぷにんぐ



 ハンターベース内 居住区 マリアの部屋

マリア(以下M)「今日のお仕事終了〜♪ お待ちかねのお風呂タ〜イムVv」

 浴室に入る。

M「えっと、今日はどれにしようかな? ・・・よし、今日はもものにしよっと♪」

 入浴剤を決め、浴槽に入れる。すると桃の香りが浴室に広がった。

M「あひるさんを浮かべて〜♪ うささんのスポンジで〜♪」

 歌を歌ってご機嫌で入浴を楽しむ。

M「・・・?」

 急に何かの気配を感じ、扉のほうを見る。

M「・・・・・・・・・」

 扉の向こうに動く大きな黒い影が見えた。

「・・・!? きゃあああああああああああ!!!!!!」

 

 

 翌日 ハンターベース内 ユーマの研究室

M「ユ〜マ〜(泣)」

 何ながらマリアが入ってきた。するとそこには・・・

ミーナ(以下Mi)「おやマリア、どうしたんだい? そんな顔して・・・」

 いつものメンバーが何やら話しこんでいた。

M「あ、あれ? みんなどうしたの?」

ゼロ(以下Z)「マ、マリア・・・お前・・・」

ユーマ(以下U)「その姿を見ると・・・お前も同じ用件か・・・」

M「同じって?」

 

 マリアの今の格好・・・いつものアーマーを着ているが、彼女のトレードマークでもある背中のピンク色の翼が付いていなかった。

U「ここにいる女性陣は皆、昨日の夜風呂場を覗かれ所持品を盗まれているんだ」

M「あ・・・そう言えばユーマも白衣着てないね」

U「丁度他の白衣をクリーニングに出していてな。まったく・・・」

 ユーマの今の格好・・・ゴーグルはいつものままだが白衣を着ていなく、どことなくそわそわしている。

 白衣を着ていないと落ち着かないようだ。

Z「・・・しかし・・・ユーマお前、本当に学者か?」

U「? どこか変か?」

Z「普通の学者はそんなもん持ってねぇだろうが」

 そう言ってユーマの装備しているハンドガンを指差す。彼女は腰に2丁、両ももに1丁ずつ自作のハンドガンを装着している。普段は白衣に隠れて見えないのだが・・・

クロス(以下K)「学者って言うより・・・狙撃者(スナイパー)って感じっすね」

U「そうか?」

Mi「はぅ〜んvやっぱりユーマはかっこいいねぇvv」

螺子(以下N)「だからどうしてお前はいちいち、私の!(強調)ユーマに引っ付きたがるのだ!」

Mi「螺子・・・またあんたあたいの邪魔するのかい・・・?」

エックス(以下X)「ああ・・・話が進まないよぉ・・・(汗)」

Z「ったく、仕方ねぇなぁ・・・事件をまとめるぞ、いいな? 今回はここにいる女全員盗みに合ってるんだよな・・・それぞれ盗まれたものと、その時間帯言ってみろ」

M「ぼくはみてのとうり翼だよ、時間は、えっと・・・確か8時くらいかな?」

姫(以下H)「わたくしは鎖帷子式アーマーを・・・時間は9時ごろだったと思いますわ」

マオ(以下Mo)「まおはすぺあにょにぇこ耳にゃ」

H「わたくし達は同じ部屋ですので時間は一緒ですわ」

エイリア(以下A)「あ、私はオペレート用のマイクよ。時間は10時半だったと思う」

Mi「あたいは大丈夫だったよ、なんてったってあたいの美貌をただで見ようなんて輩は黒焦げになっちまうからね・・・フフフ」

シグナス(以下S)「そう言えばお前、このあいだ異様なほどの工事費請求してきていたが・・・何かしたな?」

Mi「気にしないでおくれよ♪」

U「それでか・・・」

X「なにが?」

U「いや、私が人影を見たとき、そいつの体から煙のようなものが見えたのでな」

ヴィシュヌ(以下V)「母さんその後ハンドガン連射してたでしょう・・・」

U「不法侵入されたんうえ、風呂場を覗かれたんだ。そのくらいは良いだろう?」

X「そ、そう言う問題じゃないと思うんだけど・・・(汗)」

U「そうそう、ちなみに私が盗まれた物はさっきも言ったとうり白衣だ。時間は午前1時ぐらいだったと思うが」

Z「・・・話をまとめると、盗まれたものはマリアの翼、姫の鎖かたびら、マオの耳、エイリアのマイク、ユーマの白衣か・・・」

X「時間帯から見て同一犯と断定できるしね」

A「そういえばダイナモがいないけど、どうして?」

M「ウィーちゃんもいないよ?」

Z「二人には今見回りをやってもらっている。まだ犯人がいるかもしれんしな」

 ピーピーピー

Z「どうした?」

 通信機より

ウィルド(以下W)『隊長!! 大変です!! い、今犯人が・・・ってうわぁぁぁぁ!!!

ダイナモ(以下D)『ウィルド!! 何やってんだ、早く応援を・・・ぎゃぁぁぁぁ!! くっ来るなぁぁぁぁ!!!

 プツッ・・・ツーツーツーツー・・・

一同「・・・・・・・・・・・」

Z「一体、何が・・・」

X「と、とにかく。行ってみよう・・・エイリア、オペレート頼むね」

A「え、ええ。気を付けてね」

エイリアのオペレートで現場に急行したハンター達+学者一人。

Z「どうしてお前もついて来てるんだ?」

U「細かいことは気にするな」

 たんにまだ腹の虫が収まっていないだけだったりする。

M「ウィーちゃん!!」

 マリアは倒れているウィルドに駆け寄る。それを恨めしそうに見るクロス。

M「ウィーちゃん! ウィーちゃん!!」

W「マ、マリア・・・逃げ・・・」

Z「おい!! ウィルド!!・・・っくそ! こいつがこんな目にあうなんて、一体何が・・・」

X「ダイナモ! 大丈夫かい!? しっかりするんだ!!」

D「へ・・・へへ・・・ちぃーとばかし・・・しくじっちまった・・・」

A『ダイナモ!! ダイナモ!!』

D「すまない、エイ・・リ・・ア・・・・・・」

A『ダイナモー!!!』

U「・・・心配ない休眠状態に入っただけだ。・・・しかし、ダイナモもウィルドもハンターランクともににかなり上位だったはず・・・それほどの戦士を休眠状態まで持ちこむなんて・・・」

Z「只者じゃねぇって訳だな、今回の犯人は・・・」

 その時、地の底から響くような低い声がどこからともなく聞こえてきた。

???「フフフフ・・・よく来たな・・・」

Z&X「! シグマ!!」

シグマ(以下Σ)「フフフ・・・今まで幾度となく貴様等に負けて来たが・・・今回はそうは行かんぞ!!」

Z「フン! 何度来ても同じ事だ!!」

X「俺達は絶対に負けない!!」

Σ「フフ・・・それはどうかな? そうそう、裏切り者のダイナモとそこの小僧は邪魔なので先にかたずけさせてもらったぞ・・・」

X「何だって!?」

U「貴様・・・いつのまにそんな力を・・・」

Σ「フ、フフフフ・・・ファーハハハハハハ!!!! 見よ!これが私の新しい力だ!!」

 ごごごごごごごご

一同「・・・・・・・・・・」

 

 そこにいた者、モニターで見ていた者。その時シグマの姿を見たものは一瞬にして凍りついた。もちろん物理的にではなく精神的に・・・

Σ「クククク、どうだ、これで貴様等はもう攻撃できまい」

 シグマの今の格好・・・可愛らしさを表現するために頭には猫耳、背中には翼。知的さを表現するためにオペレート用マイクに白衣。そして、美しさを表現するために鎖帷子に己の肉体美!!(本人談)何故こんな格好をしているかというと。世に愛されるものの集大成だそうだ(あくまで本人談!!)可愛らしさに知的さに美しさ・・・

 パンッ!!

 まずユーマが無言で撃った。それを合図にするように他のハンター達の総攻撃が始まる。

 

・・・・・・・・・・・数分後・・・・・・・・・・・ 

 ようやく全員の攻撃がおさまったところで、瀕死の状態のシグマが起き上がりつぶやく。

Σ「な・・・何故だ・・・今の私は最強のはず・・・」

 つかつかと近づくゼロとユーマ。

Z「教えてやろうか?」

U「簡単なことだ・・・貴様がそんな格好をしても・・・」

Z&U「キショいだけなんじゃボケェ!!!!!

 

 ゼロとユーマのアッパーが顔面に炸裂!!・・・そしてお星様になったシグマさん・・・さようなら・・・永遠に☆

M「あ〜あ、ぼくの翼また作ってもらわなきゃ」

Mo「まおもすぺあにょ耳つくってもらうにゃ」

H「わたくし、しばらくは帷子無しで出動しなければなりませんのね・・・」

U「まったくあの白衣結構気に入っていたんだぞ・・・」

A『私はそろそろマイク新しいのにしようと思ってたから丁度いいわ♪』

 ぞろぞろと帰路につく女性陣。その後ろでどうやってダイナモとウィルドを運んで行くかを相談する男性人の姿があった。

 そしてその事件は解決した・・・

 

 

END







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